ここでは1984年に廃止された、国鉄清水港線の「さよなら列車」の写真を一部紹介します、この鉄道は清水と三保の間の数キロを走っていたもので、一日一往復しか旅客列車がない大変珍しい鉄道でした、しかも普段利用していたのは、私の母校である東海大学工業高等学校の生徒で、客車の中はほとんど彼らミドリムシによって占領されており、まさに東海大学工業高等学校専用鉄道でした、廃止後は学校の就業時間が繰り上がられたり、普通の路線バスのバス停が校内に出来るなど、この鉄道の廃止は私の母校にも大きな影響を与えました。巴川(アニメ「ちびまる子ちゃん」によく登場する川です)に架かる可動橋は鉄道の可動橋としては全国でも大変貴重なもので、清水港線廃止後も数年間保存されていましたが、残念ながら今は撤去されてしまいました。主に貨物入れ替え用のDD13型ディーゼル機関車による客車牽引もめずらしいものです、この鉄道の廃線はあまりに惜しいものがあります。
ここで紹介している写真は、清水港線最後の日の「さよなら列車」の写真です、特製のヘッドには「さよなら清水港線」と書かれていて、中央に昔話で有名な「天女の羽衣(これは清水、三保の松原でのお話です)」に登場する天女が手を振っています、普段はミドリムシだらけのこの列車もこの日は多くの人達によって別れを惜しみました。