■review/レビュー

 誰でも無料で登録できる、旧ソ連・ロシア製カメラ/レンズ評の投稿コーナーです。気になったカメラ/レンズの感想を知りたいときにご利用ください。読みたい、書きたい、そして伝えたいという思いを存分に発揮してください。

 レビューは旧ソ連・ロシア製カメラ/レンズどちらでも構いません。投稿はこちらからお願いいたします。制作者の都合により、掲載まで時間が掛かることがあります。ご容赦ください。また、メールそのままに掲載していますので、文字化けしていることがあります。メールいただければ修正いたしますので、お手数ですが、メールいただければ幸いです。


目次
  Jupiter-8
  Zorki-4
  Industar-61LD
  Jupiter-12
  FED-2
  Industar-50
  Kiev-4M
  FED-5B
  Zorki
  SMENA-35
  LC-A
  AGAT-18K


■総合 エラブガさん
 小生は、ソビエトカメラの分解とメンテを楽しんだばっかりに、ソビエトカメラだけで21台も持つはめになってしまいました。FED ZORKI ZENIT など、全く同じ機種ばかりいくつもありますから、1台1台識別する限界を超えています。そこで、FEDには、ロシア国内の地名の透明シールを貼り、ZORKIには、ウラル以西の河川の名前、ZENITには、ウラル以東の河川の名前の透明シールを貼って識別しています。透明シールにプリンタでロシア文字を打ち込んで作りますが、プリントしたシールにもう一枚透明シールを貼ると文字がかすれません。FED5Bなど、前から見ると、けっこうのっぺらぼうに見える部分もありますので、デザイン的にもしまります。真っ先に付けた地名はエラブガ。父親がかつて抑留されていた地です。北は、ムルマンスクのシールも作って貼りましたが、北極圏のムルマンスク近郊まで、ラーゲリ(収容所)はあったらしいのです。苦労がしのばれますが、カメラに付けた識別名には全てラーゲリが置かれていました。こんな形でも記憶にとどku榱C討い泙后・・斛卷・ぢには、アムール、アンガラ、レナ、エニセイと命名して識別していますが、こちらの方が明るく爽やかなイメージがあるような気がします。
 さて、ソビエトカメラをお使いの方々は、レンズの性能に期待を寄せているだけに、毎回のプリントの仕上がりが楽しみですね。小生もその一人であったのですが、新たに利用し始めた店の同時プリントの仕上がりがどこか変なのです。画面を斜めに横切る電線がギザギザになっていて、コントラストも良すぎるのです。小生が初めて接したデジタルプリントでした。フィルム現像までは従来のように化学処理で行うのですが、後はスキャナで読み取り、プリンタを使って、光学的な引き伸ばし機は用いません。デジタルプリントでは、デジタル信号の処理で、輪郭が強調されるほか、コントラストやカラーバランスも調整されます。本当のソビエトレンズの描写は、これでは分かりません。小生は、フィルムスキャンもできる一番安いスキャナを買いました。2万円はしませんが、最近の製品は解像力が素晴らしく、ソビエトレンズの性能いっぱいいっぱいまで、パソコン上で不自然な補正をしない画像w)「魍搬腓靴討・譴襪海箸任靴腓Α・・w) 最近、伝統的なソビエトカメラの方がデジカメよりも、画像の安定保管という面でメリットがあると考えるようになりました。フラッシュメモリやハードディスクは、あっという間に膨大な画像を失うことになりかねませんからね。CD-ROM  DVD-ROMも、劣化は未知数だし、将来、ハードの規格が変われば、劣化がなくとも読み取る機器があるかどうか保障の限りではありません。その点、銀塩フィルムの耐用寿命は十分あてにできるでしょう。また、フイルムスキャナも各種ROMのようにややこしい規格はありませんから、何十年たっても製造されている確率は高いといえます。それに、ソビエトカメラで撮った銀塩フィルムは、保管の不安定ささえいとわなければ、スキャナでデジタル情報化もできますから、デジカメよりも多くの選択肢を持っているとになりますね。ソビエトカメラの実用的側面を見直してあげて、大切にしてやりましょう。

■総合 エラブガさん
 初めてロシアカメラの存在を知ったのは1961年、小学校4年当時、学校図書室においてでした。東西冷戦華やかなりし頃、児童出版界でもソビエトの発展を喧伝する人たちは多く、そうした編集方針に沿った児童書も小学校図書室にけっこうあったのです。児童年鑑の口絵にあった砂漠の自然改造や、ボルガ川の水中翼船、シベリアの大規模団地などの写真を思い出しますね。そうした児童書の裏表紙にソビエトの産業絵地図のようなものがあって、キエフにカメラの絵が描かれていたのが気を引きました。「へえー、ソ連でもカメラを作ってなりたっているまちがあるんだ」といった印象でした。    1967年、高校進学祝の腕時計を店頭で選んでいるとき、ソビエト製の紳士用腕時計も紹介されたのには意外な感じがしました。後で知ったのですが、ソビエトは腕時計の大生産国でもあって、北米向けにもOEMとやらで、昔からかなり輸出していたらしいのです。
 実物のソビエトカメラを目にしたのは、1974年、何と近所のスーパーに入っていた写真屋のショーウィンドウの中においてでした。スメナやルビテルといったプラスチックカメラばかりで、なんだかチープな感じが拭えず、買う気はしませんでした。DPEが本業でしたが、随分変わった写真屋さんもあったものです。1975年には、千葉市の中心街に位置するカメラ店でキエフ4シリーズの新品のカメラが18000円で売られていたのを覚えています。これなどはまともなカメラという印象で、食指が動きそうになりました。
  1989年に通販でゼニット11を新品で手にしたのがソビエトカメラとの馴れ初めです。当時はまだ、金属製のソビエトカメラが新品で手に入ったのです。東独ペンタコンの一眼レフとともに売られていたのですが、ディーラーに電話をしてみると、ゼニットの方が硬めのカチッとした描写だというので、こちらにした次第です。以来、17年間、故障もなく使っています。その間に、主力のOMはモルトが溶けて、プリズムが被害を受けたり、ミラー駆動のバネが破断したりして困らせられました。ゼニット11もプリズムの周囲にモルトを使っていますが、プリズムの銀メッキを保護する塗料が丈夫で、モルトの溶解では侵されないのです。海外のサイトでゼニットのトップカバーの外し方を参考にしながら、劣化したモルトをフエルトに交換しました。経年変化を考えると、スペックの低さはともかく、ソビエトカメラは有利です。あのとき、ゼニット11の予備も買っておけばよかったと思ったくらいです。4年ほど前に店頭でゼニットEの新品を見かけてすぐに買いを入れました。これも、劣化したモルトの除去以外、手のかかるところはありまku梹C鵝0多瓦靴道箸辰討い泙后5い鯲匹・靴董・・戮領匹ぅ戰蹈眄修離璽縫奪漠・都も通販で買ったのですが、ミラーの固定位置が良くなくて、ファインダーのピントが出なかったり、フィルムの巻き取りに異常が出たりしてさんざんでした。安心して使っている方のゼニットがKMZ製であることを考えると、同じソビエトカメラでも、メーカーによって完成度にかなりの違いがあるように思えます。
 KMZと言えば、ゾルキー4kとも関わりました。都内の行きつけのカメラ店で、何と新品で出ることがあるのです。最初は喜んで買いましたが、何分にも30年近く放置されたものです。完動する方が不思議というものです。じきに油切れを来たして、先幕か後幕のどちらかの動きが粘り出します。そんな時、ゾルキー4kの分解方法について触れたサイトを知って、大変助かりました。さすがはKMZ、シャッターのドラム周辺に注油したら、軽快に動き出しました。新品のゾルキー4kは、その後、リボン切れで部品取り用にしましたが、綺麗な外装部品は他のゾルキー4Kに流用して、美品のボディを複数作りました。
 一番苦労した機種がFED-5シリーズです。現状のコンディションでは、いろいろな問題もありますから、ビギナーの方にお勧めできる機種ではありません。私の場合、何台も壊しながら使い方を探るような結果となってしまいました。4年前に入手したFED-5の巻上げと巻き戻しが地獄のようなきつさになり、一旦は廃棄を決意したのですが、どうせ捨てるなら内部を見てやろうと思ったのが、FED-5シリーズにこだわるきっかけとなってしまいました。最初、手荒な分解で壊したものもありますが、何度もやっているうちに機構も分かってくるし、分解に必要な冶具の工夫もつくようになります。ビスの頭もナメなくなるなど、扱いにも慣れてくるものです。まず、ファインダー内部の曇りが気になったので、トップカバーをはずしてクリーニングしました。ファインダーの横ずれや縦ずれの調整、それに、シャッターのテンションを下げて、巻き上げのトルクを軽くする試みもしてみました。最も困った障害は、KMZの製品では経験したことはありませんが、シャッターを切ってボタンを上げた際に、ピンとピンが交差せず、巻き上げ操作をすると、フィルムだけw)「・・蕕譴董▲轡礇奪拭爾・船磧璽犬気譴覆い箸いΔ發里任后・海譴泙如△燭・気鵑吏・禿牒・ぢシリーズを扱いましたが、全体の3分の1くらいにこうした症状が出るようです。対処法としては、500番くらいのサンドペーパーを幅3ミリくらいにカッターで切り、(はさみを使っては刃を損ねます)ピンとピンの間にそれを挟んで引っ張るのです。ときどき、サンドペーパーの粗面の裏表を換えて、2本のピンの角を公平に丸められるようにします。その後で、ピンに少量の油を施すと良いでしょう。これで、2本のピンは交差してかみ合うようになります。私の場合は、このやり方で問題の症状を解決できました。その他にもFED-5シリーズの調整箇所はいろいろとありましたが、ジャンクで買ったFED-5Cの幕の張替えを試みて、何とか撮れたというのが個人的には喜ばしいことです。自転車の修理を自分で手がける人は結構いらっしゃると思いますが、伝統的なしくみのソビエトカメラもそんなふうに使えればと思っています。長くなりすぎて失礼しました。


■Jupiter-8 わんさん
 まず特筆すべきは、携帯性が良い事でしょう。RF機では大口径にあたるレンズでこの小ささ・軽さはリッパです。(Jupitar-3より少し短い) どうも最近のレンズの大きさ・重さには抵抗を感じます。絞りにクリックが無い事や回転ヘリコイドという事で絞り優先操作のし易いボディ に マッチすると思うのですが、旧ソビエト製で迅速にシャッター速度を変更できる機種 は???(しかし”慣れ”の範囲内ですね。)
 さて肝心の描写力ですが、私程度の者では欠点を見つけられません。 しかし逆に「ここが飛びぬけて凄い」という部分も見つけられません。 バランスが良く(しかも結構高いレベルで)、癖が無い、扱いやすいレンズというこ とでしょうか? Indstar-50と共に長く標準レンズに君臨してきたのは伊達じゃないって事ですね。  旧ソビエト製Lマウントの「初めの一本」「これ一本」にはお勧めのレンズです。

■Zorki-4 カメラ博士とワイド氏 さん
 今回手に入れたZORKI-4は、グッタペルカの部分が布仕様ではないタイプ(やはり は金属を加工してグッタペルカに見せかけているようだ)で、アイレットが付い ている。ZORKI-4の文字もシャッタースピードの数字も彫り込んであるタイプで製 造番号からすると1961年製か。外観はあまりきれいではないと思っていたが、磨 いたらきれいになった。手持ちのLマウント・レンズをみな付けてみたが、どれも 問題なしに付くし、無限遠も合っている。ファインダーの二重像が上下に少しズ レがあるというがほとんどわからない。ファインダーが明るく見やすい。ピント あわせもバッチリだ。シャッターも全速変化して切れているし、シャッター幕も きれいだ。テスト撮影の結果も、光線漏れなく、巻き上げは少しゴリゴリしてい たが正しく巻き上げられていたし、露出も適正だったからシャッタースピードも ほぼ正しく切れている。でも、実際に撮影してみるとシャッタースピードの設定 がやりにくい。シャッタースピードの数字の間隔が狭いので操作ミスを起こす確 率が高いと思う。いくつか些細な不満はあるが、最初からよい印象を持った。ま ず金属の質感がいい。ズッシリと重い手応えと触感がいい。ナシ地の材質だろう か。ホールドが悪いという人がいるので、心配していたが、自分にはそんな感じ はなかった。確かに重いし、やや大柄なのだが、丸みをおびたボディ・シェルが 手になじむ。結構持ちやすいと感じた。バルナックライカに通じる古臭さとバル ナックライカから改良されての使いやすさのバランスがちょうどいい。ほぼ同時 代の国産ライカコピー機に比べたら、やや近代化が遅れているのだが、古カメラ 好きには、反対にそこが魅力になる。またそのコストパフォーマンスの高さも、 もうひとつの魅力。自分にとってはイチオシのカメラです。

■Industar61LD カメラ博士とワイド氏 さん
 自分が入手したインダスター61/LDは、FEDのロゴは入った53mmf2.8。前玉に 細かな拭き傷が多数あります。このせいか、本来ランタンガラスをランバーコー トして作られた4枚構成のレンズは、レンズフレアを最小限に抑えられるはずです が、プラスチック製の角型かぶせフードを付けても、フレアの影響は無視できな いレベルでした。しかし、それ以外は、コントラストは高いが、シャープ過ぎず 、ソフトな描写は好感がもてます。暗部もつぶれることなく、情報量が多く、色 のりは黄味が強めでしっとりしています。沈胴式のインダスター50に共通するも のがあり、想像していたより柔らかな表現が印象的でした。

■Jupiter-12 カメラ博士とワイド氏 さん
 ジュピター12・35mmf2.8はかなり前に新宿の「カメラ店で購入しました。その頃はLマウント・カメラはキヤノンP しかもっていなくて、それに渋谷の「キング-2」で前に購入し ておいた35mm外付けファインダーを付けて使いました。キヤノ ンPの35mmフレームは眼鏡使用者の自分には使えません。最近 、レオタックスKとFED-2を購入して、これに付けて使いように なりました。FED-2に付けるのには苦労しました。カメラのコ ロに当る、コロのストッパーに当る、で、これをかなり強引に 押し込んだり、曲げたりして、装着できるようにして使ってい ます。ジュピター12は後ろ玉の張り出しがあるのでどんなカメ ラにも装着できるとは限らないようです。でも、付けたときの カッコウも、写りも、なかなかです。最近覚えた裏技(40.5mm ラッパ型フードを付けるとさらに精悍になる)でも状況により フレアでるものの、コントラストとソフトな描写のバランスが よく、絞り22まであるのでパンフォーカスでのスナップショッ トも使いやすいです。ツアイスのビヨゴン・コピーといわれて も、本物を知らないから比較できませんが、Lマウント・カメ ラで使える35mm広角レンズとしては秀逸だと思います。

■FED-2 カメラ博士とワイド氏 さん
FED‐2を使ってみて
 自分のFED‐2はdタイプだと思われます。巻き上げノブが大型になり、セルフタイ マーがついていて、シャッタースピードも1/500,250,125,60,30,Bの設定で、アク セサリーシューが高くなったタイプ。ロゴはキリル文字のみ。色は黒。製造no.1224642 です。自分にとって初めてのロシア・カメラです。これまでロシア・レンズはジ ュピター12・35mmf2.8と35?ファインダーのセット、沈胴式のインダスター50・50mm f3.5を使ったことがあります。さて、第一印象は思ったよりヘボいカメラだなあ 。何かオモチャみたいだ。とても精密機械とは思えないぞ。で、点検してみると 案の定問題が続出。まず各部の作動具合を確認してみるとスローが不安定といわ れていたシャッターもまあまあ正常に動いている。テストフィルムを装填して具 合いを見ると巻き上げ、巻き戻しも、シャッターダイアルの根元を時計回りに押 し込む方法でクリアした。で、レンズを取り付けてみる。沈胴式のインダスター50 は最後までねじ込めて、無限遠で二重像も合致している。次にキヤノン50mmf1.4 を装着すると、オヨヨ、無限遠で二重像が合わない。さらにジュピター12を装着 するとレンズが最後までねじ込めないだけでなく、レンズを外すと出っ張った後 ろ玉からつづく金属部分の黒いコーテイングがはがれて金属の地金が出てしまっ た。何かが当ってこすれたのだろう。ギョギョギョ、ここで、FED-2を使って みての他のケースを参考に、ネジより前に出ていたコロを思いっきり上に押し上 げて中に押し込んだ。するとキヤノン50mmf1.4とアベノン28?f3.5は装着できて 、なんとか無限遠で二重像も合致した。問題はジュピター12だ。何かがレンズの 後ろに当って最後までねじ込めない。裏蓋を外し、シャッターをBにしながら確 認すると、コロのストッパーらしき金具が当っている。これをラジオペンチで奥 に曲げこんでみたらジュピター12も最後までねじ込めた。でも、こんな荒療治を 良くやるものだと我ながら感心した。ネットのアドバイスを見ていなければ、怖 くてこんなことできなかったと思う。まだ完全にこれでいけるかわからないが、 とりあえず一段落だ。(アドバイスどおりジュピター12のコーテイングはがれに は、黒マジックを塗っておいた)
 FED-2のテスト撮影で判明。フィルムの巻上げがおかしい。27枚撮りのカラー ネガフィルムで17枚ほどしか撮影できない。裏蓋を外しながら、巻上げを確認す ると、シャッターをチャージするシャフトの噛み合わせが、シャッターを押すと ズレて、ギヤが一周しないとシャフトの噛み合わせが回復しない。その分余計に フィルムを巻上げることになる。上下2本のシャフトが噛み合ってチャージするの だが、シャッターを切るとこのシャフトが外れて、元に戻らずズレてしまう。シ ャフトを少し曲げてズレても元にもどるように調整した方がいいのか。(うまく できるかわからないが)それとも、あきらめて少ない枚数で撮影した方が無難だ ろうか。迷う。
 アドバイスを聞くのを待てずにシャフトをラジオペンチでなかば強引に曲げ削っ てずれないように調整した。いまは正常に巻き上げている。よかったよかった、 なのだが、こういう調整というか修理は精密機械にあっていいことなのかと戸惑 うものがある。ロシア・カメラはそういうものか? テスト撮影があがってきた。インダスター50とジュピター12を装着して撮影した 分だ。これがよく写っているのです。いろいろトラブルがあったし、カメラの作 りが粗悪だし、ぜんぜん期待していなかったら、それを裏切るような写真があが ってきた。すごくいい。同じレンズをレオタックスKに装着して撮った写真より、 いいと思えるのはなぜだろう。カメラ・ボディで写真の写りが変わるだろうか? 僕の理解を超えています。わかりません。でも、いい。すごくいい。やっぱり国 産ライカ・コピー機のレオタックスKには敵わないよなあ。と思っていたのにグラ ッときました。危ないかも。
 ロシアものは侮れない。AK14という突撃ライフルを思い出した。ベトナム戦争で 米軍は最新式のM-16を使っていた。小型・軽量で命中精度も高く、片手でも連射 できるというのだから、ほとんど無敵だ。ところが、ベトナムのジャングルでは 十分な整備ができないためにジャム(回転不良)が起こり、使えなくなるケース が出てくる。一方、ベトコンと北ベトナム軍の使用するAK14突撃ライフルは、旧 式で重く弾薬も大きく大量にもてないという欠点を持ちながら、とにかく壊れな い。泥水に浸かった後でもそのまま使える。ジャムや故障と無縁で、整備もカン タン。精密機械と対極にあるその作りが、戦場という過酷な環境では何よりの強 みとなる。ヘビーデューティとはこういうことか。なぜか似ていないか、機械に 対するスタンスが。カメラも武器も、逆境に強い。FED-2はなかなか侮れないカメ ラなのだと思いだした。スマートなM-16を破る旧式なAK‐14突撃ライフルのよう に、ライカを撃破するFED‐2の存在。戦場だったら、勝ったかも知れない!?

■Industar50 カメラ博士とワイド氏 さん
 カメラ・ボデイは国産ライカ・コピー機を使い、沈胴式のイ ンダスター50・50mmf3.5をネット・オークションで入手して、装着して撮影しま した。このレンズはインダスター22・50mmf3.5の改良型ときき、カラー撮影時の コーテイング処理効果をを期待して、このタイプにしました。比べたわけではな いのでインダスター22との差はわかりませんが、色のり・発色は自然に思えます 。外観エルマーコピーで、中身はテッサーコピーといわれますが、もとのテッサ ーの描写を知らないのでこれも比較できません。ただ、寂光に弱くすぐにフレア がでるものの、描写はきめ細かく、コントラストは低いもののソフトでやわらか な描写は、なかなか味があります。フードを付けるとややフレアが改善されます が、コントラストの低いソフトな描写はそのままです。好みの問題でしょうが、 自分はこのレンズの描写が気に入っています。
 とにかくバルナック・コピー機に ピッタリのクラシックな外観と沈胴レンズならではのコンパクトさ、何よりも独 特でスタイリッシュなデザインが現代風のレンズにない一番の魅力で、なおかつ レンズ描写が個性的なところがたまりません。ロシア・レンズの真骨頂ともいう べき、コスト・パフォーマンスの高さでみんなに吹聴したくなるレンズです。一 度お試しあれ。

■Kiev4M/4AM Shunsukeさん
 最初に買ったJupiter8をベッサRにつけて撮ったところその 素晴らしさに惚れ込んでその後、Sovietカメラにはまっています。
 今年になって、Kiev4AMとKiev4Mを2台購入。これらはレンジファインダーKievの 最終モデルで、私のは1982年(AM)と1983年(M)製です。これらは造りの雑さ等から一般には人気が無いようですが、比較的安価で、スプールが固定式・巻き戻しがクランク式など使いやすい点もあります。
 最初に付いてきたHelios103(53mm,F1.8)はKievで一番新しいレンズの様ですが 、どちらの個体につけてもガクガクと遊びがあってきちんと固定されません(と言ってもピントがずれる程の遊びではありませんが)。その後、大阪梅田の中古 写真機店でJupiter8Mを5000円で購入しました。これは遊びもなくアルミ鏡胴が光 っており、写りも最高でした。その後、通販でJupiter12も購入し、現在大変満足 しています。(但しJupiter12の取り付けにはコツが必要)問題は、Kiev4AMは時に画面の一部が光線カブリすること、コマ間が重なることは 無いが、バラツキがありコマとコマがくっつく事があること、4Mに関しては、途 中の駒でパーフォレーションが切れて一部二重露出になったものの、その後回復 してその後のコマは大丈夫だった事等です。光線カブリの原因は巻き上げとシャッタースピード変更のタイミングの様な気も しますが、現在不明です。なお、4Mのセレン露出計は当然ながら使い物にはなりません。
 30年以上写真を趣味にしてきて、その間、熱が上がったり下がったりしてきまし たが、上手く写るかどうか判らない不安と、上がってきた写真の期待以上の出来 、これがSovietカメラの魅力と思います。 

■FED5B E.Sさん
 フェド5Bを2台使用中。幸い、1980年製と1984年製の新品が入手できました。現在のウクライナ製よりもずっと工作精度が良いようです。シャッター音は、コト ッといった感じのピッチの低い響きです。付属のインダスター61は、外観上の精度はあまり感じられませんが、シャープでヌケが良く、明快な描写をします。コ ントラストも強いので、晴れの日はシャドウ部がつぶれないように注意が必要で はないでしょうか。 

■ZORKI いっつあんさん
 単純にフルマニュアルカメラを探していたところ、このカメラに出会いました。 最初に手にして感じたことは、思っていたより重く「金属!」って感じで 思わず笑顔が。(メカ好きなもので)   フィルム巻上げや巻き戻しがきつい個体もあるそうですが、私のものは非常に軽く快適です。 シャッターは硬い金属を叩いているような感じで、けっこう手に衝撃が 伝わります。それでぶれないのかちょっと心配。 フィルムを巻き上げる方法がレバーでなくダイヤルを回す方式で、最初 違和感があると思いましたが、慣れればそれも楽しい操作となります。  シャッターのタイミング不良やフィルムの巻き上げ不良があり、購入先にて 調整してもらいました。 私はコレクターではなく写真を撮る楽しさを求めています。 その点、カメラ任せにならないで自分の力で撮れるところがZorkiの最大の魅力だと思っています。 この本体に沈胴式レンズという組み合わせがコンパクトで気に入っていますが レンズ交換ができるところも魅力のひとつです。 

■ZORKI かじさん
 最近子供も大きくなり、また写真を撮ろうかと思いフルマニュアルのカメラを探して いましたら、ソビエトカメラなる存在を知り、早速手に入れました。 Zolki1はIndustar-22 50mm F3.5で、沈胴のカッコ良さに惚れてしまいました。  久々にフルマニュアルを使うとアンダーが多いこと、数本目からなんとか見れる写真 が撮れるようになりほっとしています。 トラブルはシュプールの遊びが大きすぎて、10枚目以降巻きあがらない、自分でペン チを使い適度な遊びにしましたが、最初締め過ぎて遊びがなくなり、すごく焦りまし た。  写りは、なかなかと思っていましたが、Jupiter12 35mm F2.8・Jupiter9 85mm F2・ Jupiter8 50mm F2を買い足して使ったら、驚くべき描写・・・もう手放せません。 コレクターになりそうなので、妻が警戒しています(笑)。

■SMENA35 Coolさん
 SMENA35。3台使いました。 基本的なバラツキは無いですが、使用している部品などが多少異なる ものもありました。生産ロットで調達に問題があったのかと思われます。
 レンズはどれも同じ感じで、内面反射処理とレンズフードを付ける事で 普通に使えると思われます。晴天下では、多少青みがかった色合いになる気もしますが、色温度との 関係なのではないかと思われます。 シャープに写るといわれるT−43レンズですが、4つ切りまで引き伸ばす と、さすがにISO100で撮影した写真でもシャープでは無いようです。 リバーサルでは試したことがないので不明です。 通常のLプリントまでであれば、かなり綺麗に表現されます。(ネガでも) LC−Aと異なり四隅の光量不足や歪みも目立たず素直な写りです。  フィルムのコマのばらつきも少ないと思われます。 フィルム巻上げで硬くなる症状が3台のうち2台発生しました。 しかし、フィルム巻き戻しクランクの軸にグリスを塗布することで 用意に回避できます。
 SMENA8等も含めて、カメラの基本を知るためには最高の機種で あります。これが使えるようになれば、レンジファインダーカメラなどは 問題なく使いこなせるような気がします。 安価に購入できると言った点でも、SMENA35はお勧めです。 ただ、デッドストックと言うところが問題で、埃やサビの発生している 筐体もあります。また、レンズも曇っている事が多いので購入後は ・レンズの清掃(外側、内側) ・巻き上げクランクのグリス塗布 ・内面反射処理(植毛貼り付け) 等を行えばある程度はスムースに使えるように思いました。
 

■LC-A Coolさん
LC-Aは多くの人が色々な事をご存知かと思います。
・噂される発色については疑問です。アグファウルトラ100を入れて発色の良さを確認してみましたが、すごく普通に写りました。しかしながら、他のカメラに比べて濃い仕上がりです。
・四隅の光量不足は晴天下などの絞られた状態で多く見受けられます。
・全体に歪曲収差が激しいようです。特に隅の方は、かなり伸びますね。
*全体を通して感じたこととしては、気軽である。始めは不安でしたが、かなり信頼して使えると思います。出来上がった作品はLC−Aの作品と考えて、楽しめると思います。重くて厚みのある感じに写真が仕上がるので作品としては良いと思います。 


■Agat18K Goldspurさん
 必要最低限の金属部品によるオールプラスチック製の割切りの良い素晴らしいデザイ ン。首からぶら下げても、ポケットでも軽くて気にならず、電池が不要のAF(晴れ た日ならパンフォーカスだから)、AE(シャッターと絞りの組合せプログラムを簡 単絵文字合せだから)カメラ。写した写真を進呈するとびっくりされるほどの写り。 玩具に見えても一級品カメラ。フィルム室に植毛紙を張るとさらに良くなるという遊びがあるのも最高。旅行のサブ機に一押し。